『 人の短を道うこと無かれ、己の長を説くこと無かれ。』
『人の短を道うこと無かれ、己の長を説くこと無かれ。』
「他人の短所を批判してはいけない。自分の長所を自慢してはいけない。」
と言う意味です。
言わずと知れた日本の真言宗の開祖である空海の言葉です。
弘法大師とも呼ばれています。
平安時代に遣唐使として唐へ渡り、密教を学んで帰国し、
真言密教の教えを説き、開宗したのが真言宗です。
今から約1,200年前に、このような言葉を残しています。
今の世の中においても、
この戒めは全く変わっていないのだと思います。
弊社が提供する「経営コンサルティング」というサービスは、
ともすれば、企業のまたは経営者の短所を指摘することが、
さもそのサービスであるかのような錯覚を持ってしまいがちです。
また反対に自らの指導する経営手法を自慢してはいまいかと、
自戒を込めて、この言葉を深く心に刻んで、
クライアントに寄り添っていきたいと思います。
現在、「人生100年時代」とも言われていますが、
人の一生は極めて短いものだと思っています。
その中で短所を修正する時間は勿体ないと思った方が良いです。
むしろ、その人にしかない長所(オンリーワン)を
もっと伸ばしていくことの方が重要です。
そのような経営コンサルタントでありたいと思います。